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13期インドネシア研修 最終日

  • 執筆者の写真: 横田 ゼミ
    横田 ゼミ
  • 9月9日
  • 読了時間: 6分

【注意!】

本ブログにある画像・記述は、ご気分を悪くされる場合があります。苦手な方は、特に食事前後の方はご注意ください。 また、本ブログはゼミ海外研修の報告として執筆しています。決して職業差別などを意図したものではありません。

現地の方にとって我々は何の力も持たない外国籍の学生に過ぎません。そんな我々が足を踏み入れることは、大変に不愉快であったかと拝察します。 決して軽い気持ちで訪問・執筆しているわけではないことをご理解頂ければ幸いです。

こんにちは! ついに最終日を書き始めています。明日には今年度の海外研修が迫っています!これを海外研修の前に公開できるか、とても楽しみです。


え?荷造り?どうせ当日になるでしょう。間に合えばいいんです。それに、現地で買えばいいんです服なんて。(昨年、服を買うタイミングがなく大変な不便を強いられていたことを今思い出しました。今年に活かします。)


最終日もとても印象的でした!

しかし、前日から3人(K君, Rさん, Aさん)もの体調不良者が出現!そしてこの日も件の3人はホテルでお休みでした……。先生も深夜にも拘わらず救急病院への同伴、頭が上がりません。


前置きが長くなってしまいましたが、本編、開闢!

4時に起きてたみたいです。日本だと床に就く時間帯ですね
4時に起きてたみたいです。日本だと床に就く時間帯ですね

この日はジャカルタにあるゴミ集積場に行きました。その後、ショッピングモールでランチとお土産を済ませました。夜には空港に行き、日本に帰国しました!


ゴミ処理場ではないですね、ただ「集めて積み上げた」だけの場所です。文字通りの集積場。焼却した灰などではないんですねこれが。

以下、閲覧注意となります。

綺麗ごとを並べるつもりはありません。ガイドさんから伺った事実と5感で受け止めたことだけを淡々と述べるにとどめます。

後述しますが、日本も近年まで決して他人事ではなかったことは念頭に置いていただきたいと思います。

ホテルから90分ほどバスに揺られて着きました。ゴミが溜まり山のようになっています。山の麓でかなり強烈に饐えた生ごみの匂いがします。

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この場所では、後述しますがゴミからお金になるようなものを集めて生計を立ててる人々がいて、その人たちの居住区や子どもたちの教育施設もありました。教育施設はファンドで設立されたそうです。

子供たちは学校に通い、労働に従事することはないそうです。学校は立派で、かなり目立ちます。
子供たちは学校に通い、労働に従事することはないそうです。学校は立派で、かなり目立ちます。

立ち並ぶ民家。およそ500の家が周辺にあるそうです。
立ち並ぶ民家。およそ500の家が周辺にあるそうです。

バスから降りた時点でゴミの堆積を認めることができました。学生の一部は悪臭に耐えかね、バスに戻りましたが残りで最奥を目指します。

バスから降りてすぐの場所です。この上に登ったときの画像が以下です。
バスから降りてすぐの場所です。この上に登ったときの画像が以下です。
本当に広く、四方に広がっています。一日に7,000トンほど市内から運ばれてくるとのことです。
本当に広く、四方に広がっています。一日に7,000トンほど市内から運ばれてくるとのことです。
ゴミから資源を集め生計を立てている人々が住まう場所です。彼らはスカベンジャーと呼ばれています。
ゴミから資源を集め生計を立てている人々が住まう場所です。彼らはスカベンジャーと呼ばれています。
売店です。酷暑から水を購入しましたが、食品も売っているため多数のハエが群がっていました。
売店です。酷暑から水を購入しましたが、食品も売っているため多数のハエが群がっていました。

ここまででおおよそ山の半分ほどだったかと思います。同行していたゼミ生も全員が暑さと臭いから離脱しました。

私とガイドさんだけになりました。ガイドさんは心配してくださりましたが、私はぜひこの現実を5感に刻み込みたいと思いました。


悪臭について参考になるか分かりませんが、他の場所と比較します。

私が個人的に訪ねた場所を思い起こすと、例えばインドはニューデリーのメインバザール、同じくバラナシは大変な悪臭でした。またいわゆるスラム街としてエジプトはカイロ近郊のエル・マルグなども悪臭で印象的です。簡単な比較はできませんがそれらと同等程度かと記憶しています。ただ、決定的に違う点として、まさに腐敗したゴミの真上に立っている点があります。周囲からではなく、直下から湧き上がる悪臭はかなり身体に応えました。


売れそうなモノを袋に詰めます。100kgほどの資源が一日に集まるそうです。
売れそうなモノを袋に詰めます。100kgほどの資源が一日に集まるそうです。
1つの袋で75,000ルピア、約600円ほどになるそうです。
1つの袋で75,000ルピア、約600円ほどになるそうです。
ビニールゴミが原因で雨水が流れず腐敗し、悪臭や虫が湧く原因となっています。日光の照り返しも生じます。
ビニールゴミが原因で雨水が流れず腐敗し、悪臭や虫が湧く原因となっています。日光の照り返しも生じます。
写真では伝わらないと思いますが、本当に広いです。
写真では伝わらないと思いますが、本当に広いです。
これも写真では伝わらないと思いますが、日差しが大変に強く、酷暑でした。
これも写真では伝わらないと思いますが、日差しが大変に強く、酷暑でした。
政府の援助によって導入されたクレーンです。効率的に資源を集められるそうです。
政府の援助によって導入されたクレーンです。効率的に資源を集められるそうです。

頂上付近で撮影した動画です。その広さや高さがご理解いただけると思います。130haほどの面積だそうです。


日本も他人事ではないと申し上げました。1960年代、いわゆる高度経済成長期の輝かしい歴史の裏では、東京で同様の様相を呈していました。


当時は現在のように自治体ごとの焼却施設がなく、東京中のゴミが江東区、現在の夢の島に集められ、公害となっていたそうです。夢の島の公式HP、当時のニュース動画を見つけたので添付します。



ゴミ集積場に関する記述は以上にしたいと思います。


しばらくして、私もバスに戻りました。

バスに戻り、モールに向かいます。このとき、悪臭で呼吸を減らしたため酸欠になったのか、暑さにやられ熱中症になったのか分かりませんが大変に体調を崩してしまいました。ゼミ生には大変な心配をおかけしてしまいました……。

シートに座ることもままならず、ほぼ寝そべり状態でしたが、モールに着きました。

皆はランチに繰り出しましたが、私は回復のためにユンケルを飲み、クーラーの効いた車内で寝ていました。

目が覚めたら回復!30分ほど経っていました。やっぱユンケル!海外には必須の携行品です。


ランチはハンバーガー!みんなとA&W(沖縄にあるルートビアが有名なアレ)やKFCでいただきました!

外資チェーンは海外のセーブポイント感あります。ある意味で食べ慣れた日本の味。

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モールでは三々五々、お土産のお菓子を買ったり、服を買ったり。私もバティック(伝統衣装の柄シャツ)を購入しました!


ホテルで体調不良組と合流し、空港へ!

何故か助手席に乗ることになり、ドライブセトリを皆から募り、色々な音楽とともに無事、ジャカルタの空港に着きました!

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空港ではお疲れの方がチラホラ……。

預け入れ荷物が重量オーバーだったり、迷子が現れたり、間違えて手荷物に液体を入れてしまい保安検査で引っかかって預け入れ直したり……。


色々バタバタしましたが、どうにか全員で手続きを終えました(笑)


6時間55分のフライトを終え、成田空港に着きました!

体調不良組も、特に問題はなかったようです。


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一年かかってしまった海外研修の報告、これにて終結!

明日から始まる今年の研修報告は卒業までに書かなければなりません。倍のスピードで頑張ります!


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